浜田光夫 研究室

浜田光夫さんファンによる

非公式ファンサイトです。

管理人
岡 ななみ
   

 嵐の勇者たち

   
    配給:日活

    公開:1969.12.31

    監督:舛田利雄

    脚本:永原秀一

    共演:石原裕次郎、二谷英明、川地民夫、岡崎二朗、宍戸錠、内田良平、和田浩治、渡哲也、浜美枝

    浜田光夫さんの役名:浜野


    ♥ ストーリー
    1970年お正月の日活オールスターアクション映画。


    ♥ 好きなシーン
    ※ストーリーの流れ関係なく浜田光夫さんの出演シーンのみです。


    亜紀子(浜美枝さん)と生駒会長(柳さん)の婚約パーティー会場。
    島地(石原裕次郎さん)が神崎(二谷英明さん)の車椅子を押して現れる。会場には怪しい男たちが潜んでいる。
    ボーイ姿の浜野(浜田光夫さん)、何やら怪しげな大門(宍戸錠さん)、浅見(内田良平さん)、英(郷えい治さん)……
    亜紀子の控室には川辺(川地民夫さん)。
    会場に亜紀子が登場する。
    浜野は指輪に触れ不審な動き。


    島地の合図で電気室の藤木(岡崎二朗さん)が電気を落とす。そこを唐沢(渡哲也さん)に殴られる。
    真っ暗なパーティー会場。亜紀子の唇だけが光って浮かび上がる。再び明転した会場に、亜紀子の姿はなかった。

    亜紀子をさらった唐沢、太郎(藤竜也さん)、英は、仲間の浩(和田浩治さん)の車に乗り込む。真っ白な外車を運転する和田浩治さんが最高にイカしてる!!!!
    一行は、亜紀子が目的の一億のダイヤを身につけていないことに気が付く。同じことを考えていた奴らがいたのか…

    ☆~

    アジトに帰って来た島地と神崎。『どうだった?』と駆け寄る、浜野、川辺、藤木。
    神崎『失敗するわけがない。それぞれが自分の役割を果たしたんだからな。』
    川辺『俺はちゃんとやった!彼女のルージュを取り換えて…』
    島地『あの暗闇の中で女の唇だけが見事に光ってた。』
    藤木『俺もやろうとしたんだ!島地さんの合図をきっかけに…』
    島地『合図通り電気は消えた。』
    藤木『俺は殴られて…まあいいやその話はあとだ!』
    浜野「俺は暗闇の中女に近付き…」

    細工された指輪でマネキンのドレスをするすると脱がす。車椅子の神崎に渡す。
    神崎『そして…』車椅子の隠しポケットからドレスを取り出す。
    浜野、川辺、藤木『「一億…大金持ちだぁ!」』
    島地、神崎『しかし女はどうしたんだ…』

    ☆~
    ダイヤを調べる神崎。背後から見守る浜野さんがかわいい。
    結局ダイヤは偽物。「俺たちのやってきとことは全部パーだっていうのかよ!』
    そこへ大門(宍戸錠さん)が。生駒が亜紀子に500万懸賞金をかけたことから話を持ち掛ける。そんな端た金で動くかよ!と追い払う。
    浜野「こっちは一億スッちゃったんだよ…」


    ☆~

    唐沢たちは亜紀子の油壷のハウスボートに潜伏。そこには亜紀子の店のお針子・冬子(吉永小百合さん)、理江(山本陽子さん)、佳代(梶芽衣子さん)がいた。一緒に人質にされる。
    (現段階では)悪い和田浩治さんがカッコいいのなんのって!!

    島地らは生駒に亜紀子を見つけたら懸賞金5000万頂くことを承知させ、亜紀子探しを始める。 ☆~

    生駒邸にかかってきた唐沢からの電話。5000万円を持って1人で来いと言う。
    島地、浜野、藤木も後を追う。

    山下公園、本牧埠頭、と連れまわされる。尾行を振り払う作戦だろう、あとは俺一人で行く、と1人行動に出る島地。

    浜田光夫さんの出番はしばらく無し。和田浩治さんファンとしてはここからが見どころ。上手く出来ておる…。しかし弊サイトは浜やんファンサイトなので、ざっと流れのみ説明しますね。

    ☆~

    アウトロー軍団に見える唐沢、浩、英、太郎は、みな生駒に恨みを持つ者たちで、金を要求しているのはその残された子供や家族たちの生活費、学費の為だった。
    5000万の取引の受け取り役に使いに出された冬子。そこを島地が冬子ごとさらい、一緒に唐沢らの潜伏先へ。
    生駒が渡した金が2500万しか無いことがわかり、高慢な亜紀子は生駒を恨む。 そこへ生駒の側近の殺し屋・浅見真吾がマシンガンを打ちながら登場。亜紀子を帰るよう促すが、逆上している亜紀子は真吾は身寄りのないところを生駒に拾われたことになっているが、本当は生駒が真吾の両親を殺し、何食わぬ顔で恩を着せ自分に忠実な殺し屋に育て上げたのだ、私のことが好きなくせに毎晩私を抱く生駒を護衛することしか出来ない、お前なんか悔しくてもせいぜい顔色を変えることくらいしかできない、と罵る。やめろよ、と亜紀子に手を挙げる浩。しかし真吾は浩を吹っ飛ばし、ボートから出て行く。
    その頃、島地の帰りを待つ神崎たち。

    ↑ コーラをおくちいっぱいに含む浜野さん♡いちいち可愛い♡
    一本の電話から油壷に印をつけた地図を広げ話し合いをしていたところ、様子を探りに来た大門に地図を見られてしまう。 大門は生駒に告げ口。

    ☆~

    生駒側の男たちが油壷のハウスボートに詰めかける。手榴弾で目をやられてしまう浩。早く連れ出そうとする仲間たちに『自分の最期はわかるんだ。真吾は俺と同じで可哀想だよ。だけど俺は最後にこんな仲間が出来て良かった。さあ、早く行け!』と仲間を逃がす。『また会おうな』と出て行く唐沢。入って来る生駒勢。気配で何人か撃ち殺すが、気が付いた奴らに何発も撃たれ力尽きる浩。『仇は必ず討つからな!』と叫ぶ英。
    浩…。ここ涙無しには見られない。

    ボートに乗り込んだ島地、亜紀子、唐沢、英、太郎、冬子たち。ボートとヘリコプターで追う生駒勢。英も撃たれ死んでしまう。銃撃戦の末、真吾が味方のヘリを撃ち落とす。

    ☆~

    冬子たちは唐沢らの目を盗み2500万をすり替えていた。島地はそれに気付いていたがそのまま渡してやる。

    島地は神崎たちの元へ帰る。「心配してたんですよ!」と嬉しそうに駆け寄る浜野、川辺。
    亜紀子も生駒の顔に唾でも引っかけてやらないと気が済まないと言うので、島地勢、唐沢勢、亜紀子で生駒邸に乗り込む。
    浜田光夫さんもアクションシーン!と思ったら出てきた男を飛び越したり受け流してるだけ(笑)

    唐沢と太郎が生駒を追い詰めるが、真吾が出て来てらり場逆転!と思ったら、真吾が生駒を撃つ!瀕死の生駒が亜紀子を狙い引き金を引く…庇う真吾が撃たれる。

    太郎が大事に抱えていたアタッシュケースの中身は全て紙切れだと気が付く。島地が『俺だよ』と名乗り出る。冬子たちのフランス行きに使われるだろう…

    ☆~

    空港。冬子たちがフランスへ旅発つ。

    ~終~



    これがロマンポルノに移行してしまう前の信頼ある日活の最後のオールスター映画かな?
    とにかく豪華ですね!

    浜田光夫さんのスタジャン、ジーンズという衣裳もイカしてますね!青春映画ではシャツにスラックスという爽やかスタイルが多いので新鮮!

    裕次郎さん(島地)側の二谷英明さん(神崎)、浜田光夫さん(浜野)、川地民夫さん(川辺)、岡崎二朗さん(藤木)。
    渡哲也さん(唐沢)側の和田浩治さん(浩)、郷えい治さん(英)、藤竜也さん(太郎)。
    (岡崎二朗さんの役名が藤木、藤竜也さんの役名が太郎なので、おそらく当初は逆のキャスティングだったのでしょうね。)
    裕次郎側が善玉で渡哲也側が悪玉なのかと思いきや、どちらも善玉で、悪いのは生駒のみという。
    渡側の方がオイシイですね。見せ場多いしかっこいい。
    和田浩治さんと内田良平さんに最優秀賞を授与したい。

    結局生駒から出た金は2500万だけだし、全部冬子たちに流れたのが納得いかないのですが。島地は『金は天下の回り物』なんて言ってるけど、生駒に家族を奪われて者たちの費用はどうなるんですかー?と思ってしまう。
    なんだか全体的に女に甘い。
    亜紀子も高飛車で傲慢でなぜそこまで真吾に想われてるのかわからないし。意地悪しておいてただ自由の身になっただけだし。亜紀子がどうにかして生駒の遺産を唐沢たちに流すべきなんじゃないの?
    冬子もよくわからない。1人だけ脳内お花畑。割愛したけど、唐沢に一度キスされたからってぽやぽやしちゃって、『あなたは私を撃てない…』とかおめでたい奴。ここは予告にも使われているから良いシーンなのだろうか。
    それなら憎々しい亜紀子の方が好感持てるわ。
    しかし小百合さん、ものすごく美人。どんどん美しくなっていく日活後期、おとなしい女性役ばかりになってもったいない。


    セルDVDに収録されている特典映像も特報がとっても良い!!!


    ↑特報からなのですが、脱がせるドレス、ちゃんとチェックしてるのかな?予行演習?イメトレ?えらいね!
    最初の計画のおさらいで、するするとドレス脱がせるシーン、良いよね。なんだか手つきも目つきも初めて見る浜田光夫さん。(私の見方がいかがわしいのだろうか(笑))マネキンであろうとも女性の衣服を引き抜くなんて、浜田光夫さんはそんなことしないからレアシーン。

    これも特報から。

    みかん食べてもぐもぐする浜田光夫さんがとってもとってもとっても可愛いので書き記しておきたい。
    さすが食べ姿かわいいグランプリ優勝者の浜田光夫さんですな。(私が決めました(笑))

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