借王-シャッキング-
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配給:日活
公開:1997.10.11
監督:和泉聖治
脚本:松本功、旺季志ずか
共演:哀川翔
浜田光夫さんの役柄:ひかり銀行大阪中央支店長
♥ ストーリー
エリート銀行マン・安斉は裏で15億の借金を抱えていた。現職の警部補ながらサラ金で借金をしている水沼、クラブの経営の資金繰りに困っている玲子を仲間に引き入れ、やくざから大金を手に入れるべく詐欺を企てる。
♥ 個人的に好きなシーン
浜田光夫さんは、ひかり銀行大阪中央支店で次長を務める安斉(哀川翔さん)の上司、支店長です。安斉が裏で多額の借金を抱え詐欺の計画を企て動いているなんて知らず、信頼をおいています。出演シーンは2シーンのみ。
「最近、預金の引き出しが多いようやが。」
安斉「引き出し客は小口のゴミばかりです。大口は問題ありません。」
「そやけど、ゴミも積もれば山となる。いやあれはチリやったか。
安斉君、君からみんなに言うといてや。ゴミを流すなってな。」
安斉「承知いたしました。」
「こんな時こそ君が頼りや。東京の銀座店、京都の伏見店。みんな君のお陰で立ち直ったんやもんな。
あっ、そや、安斉君。来週あたり検査が入るそうや。各人、ロッカーや机の中、綺麗にしておくように。現物でも出てきたら、それこそえらいこっちゃやからな。」
安斉「わかりました。特に伝票の方は気をつけるように申し伝えます。」
「うん。」
↓
↑娘がひきつけを起こしたと嘘をついて会社を抜け、詐欺の計画の方に動いている安斉に電話。
「あ、安斉君、娘さんの具合、どや。」
安斉「今日が山じゃないかと。」
「あぁ、大変やろうけど、5時には戻ってきてもらわんと。
融資の件でマルカワ商事の社長が来るんや。 君がおらんと話にならんからな。」
安斉「わかりました。5時までには戻ります。」
「うん、頼む。」
そして電話を切ったあとも「大変やなあ、安斉くんも。」
優しい~~~!・・・本当は気付いているのか?なんて、深読みしすぎだろうか。
この唇しまい込む表情(表現がヘタクソで申し訳ない)、昔もよくやっていたよね!!
映画が映画だから、悪いおじさん役なのかなと思いながら見ましたが、やはり優しい役ですね。関西弁が良い。