浜田光夫 研究室

浜田光夫さんファンによる

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岡 ななみ
   

 四つの恋の物語

   
    配給:日活

    公開:1965.12.29

    監督:西河克己

    脚本:三木克巳

    共演:吉永小百合、芦川いづみ、十朱幸代、和泉雅子、関口宏、笠智衆

    浜田光夫さんの役名:久保隆太

    ♥ ストーリー
    長女一代(芦川いづみさん)、次女二美子(十朱幸代さん)、三女三也子(吉永小百合さん)、四女志奈子(和泉雅子さん)の四姉妹を中心としたお正月映画。
    定年を迎えた父(笠智衆さん)はもらった退職金250万円を娘4人と5等分する。
    父は芸者に言い寄られ久々の夜遊びを楽しむ(結局金目当て)。一代は離婚歴があり妻子ある男性と付き合っているが別れ喫茶店を開くことに。二美子は付き合っている彼(藤竜也さん)の工場が傾きかけているのでその再建の資金に。しかし彼は親会社の娘と結婚することになる。志奈子は競馬で金額を増やしたり、グライダーの免許を取ったり自由奔放。三也子は自分に熱烈アピールしてくる金持ちな尾崎(関口宏さん)と放っておけない幼馴染・隆太(浜田光夫さん)の間で揺れていた・・・。
    浜田光夫さんは小百合さんに想いを寄せる幼馴染。就職活動中の大学4年生です。疎開先でお世話になった家の息子。


    ♥ 個人的に好きなシーン
    ※ストーリーの流れ関係なく浜田光夫さんのシーンのみです。一度観て取ったメモを元にしているため不十分な個所や私の思い込みな部分があるかと思われます。


    父の定年のお祝いに招かれ、四姉妹+父の住む団地を訪れた隆太(浜田光夫さん)。手には赤いカーネーション。
    赤いカーネーションなんてお母さんにあげるものでしょ!こういう時は菊の花よ!と言われてしまい「菊かぁ、そっちの方が安かったんだけどなぁ。」。ちょっと頼りない系か。かわいい。
    「ボサボサしてないでお皿でも拭きなさいよ!」お祝いに来てくれている人への扱い・・・(笑)歳は2歳隆太の方が上だけど昔からお母さん代わりなんだとか。強めな小百合さんと頼りなさげな浜田光夫さんね。うん、嫌いじゃない。
    そんな時、三也子宛に白いバラの花が50本届く。見知らぬ男性からの素敵な贈り物に舞い上がる三也子。おもしろくない隆太。こういうときの浜田光夫さんの表情、本当に可愛いのよね。
    そのバラの花束は父の会社の重役の息子・尾崎(関口宏さん)からの贈り物だった。尾崎は三也子に猛アタック。まんざらでもない三也子。隆太くんピンチ!ライバル出現だよ!

    志奈子と三也子は競馬に来ていた。そこで尾崎に会い、車で家まで送ってもらっていると学生運動の行列が。その中に隆太の姿も。プラカード持ってわっしょいわっしょい言ってる(笑)車から降り止めに行く三也子。
    りゅうちゃん!、みやちゃん!わっしょい、4年生にもなってわっしょいなんて、天秤にかけながら生きていきたくない、もう4年生なのよ、歳の問題じゃない、しっかりしなきゃだめよ
    ↑この辺早くてメモが不十分。連れ戻されながらもわっしょいわっしょいするりゅうちゃん可愛かった。
    尾崎の車に乗せられ駅で降りるりゅうちゃん。電車に乗っていると女の子二人組が不良集団に絡まれているが乗客は見て見ぬふり。「離してやれよ、かわいそうじゃないか。」助けに入るりゅうちゃん。大塚駅で不良集団に暴行を受ける。足を刺される。
    病院。看病してくれるみやちゃん。
    毎日すまないなぁ、強くもないくせに、ほっといてくれよ、お母さんに頼まれてるんだから、みやちゃんはおふくろ以上にうるさいよ、女の子助けていい気持だったんでしょ、いい気持なんかじゃないよ(反論しながら起き上がる)痛っ・・・、興奮するからよ、自分が興奮させたんだろ、無理が通れば道理引っ込む(の間違い)、無理が通れば道理引っ込む!(訂正)、わかったよ 痛いな~
    ↑この辺も早くてメモ不十分。ちょいちょい足叩かれて痛いよ、痛いな~って言うの可愛いの。
    バカなんだから、とか言いながら剥いたりんごを食べさせてくれるみやちゃん。優しいけどそのりんごが大きくて笑った。もっと食べやすく切ってあげてよ~。

    お嫁に行く的な話の流れで「みやちゃんまさか、まさかあいつと・・・!」て言うのが良かった。
    水玉模様のネクタイ?スカーフ?を巻いている様子がかわいかった。

    上の空のまま試験に挑む。試験官がミスプリの訂正してるのに上の空。ダメダメだなぁ~(笑)
    夜、酔っ払い「愛して愛して愛しちゃったのよ」を歌いながら千鳥足なりゅうちゃん。三也子の家の団地の前で「ばかやろ~~~」とか騒いでいると三也子が帰ってくる。
    「あ~~来たな~~」めんどくさい酔っ払いと化している(笑)入りなさいと言う三也子に「やだ~~~~~~~~~~」。このやだ~はとってもかわいい。放ってエレベーターに乗り込む三也子に「みやちゃん好きなんだよ~~~~~~~~~~」ついに言ったね。でもみやちゃんは戻ってこず。りゅうちゃん帰り道気を付けるんだよ~。

    ある日田舎から隆太の母が訪ねてくる。三也子をお嫁さんに貰いたいと言うのだ。お母さんが三也子のお父さんと話している隙に屋上で事情を説明するりゅうちゃん。
    お母さん、みやちゃんを俺のお嫁さんにしようっていうんだ。なんとなく知っていたんだな。俺が言ってもきかないんだ。一度世話を焼かないと気が済まないんだろ。あとでダメだったって言っておくよ。気にしなくていいよ。
    切ないんですけど!!!好きな子にこんなこと言うのつらいだろうな。

    でも実は三也子も揺れてるんですよね。尾崎の親にも紹介され結婚間近の状態にはなっているものの。お姉さん(芦川いづみさん)には絶対尾崎さんを推されるし。「良い人だけでは結局はどうにもならないのよ。」このお姉さんが離婚した元旦那さんって「若草物語」の旦那さんだよね。つまらない平凡な。瀬川。おもしろーい!

    りゅうちゃんは職場の渡辺製作所からの帰り道、同じ職場の工員集団に囲まれ暴行を受ける。また入院。
    隆太がうわ言で三也子に会いたいと言っていると友達から電話が入る。すぐ病院へ向おうとする三也子を一代は止める。三也子の幸せを願ってのことなんだけど隆太の立場で見てしまうから悲しいわ。それでも行くと言う三也子にコートを渡す父。
    病院に着き隆太の部屋へ。包帯ぐるぐる巻きで全身固定されててぼろぼろ(笑)いや、笑い事じゃないんだけど!どれだけ殴られたの!顎に当ててるのがかわいい。
    「仕方ねえよ、組合工作の体の良いスパイだったんだ」「どうして?」「みやちゃん、ちゃんとしなきゃって言ったろ?殴られたって仕方ないよ。俺だって自分で自分を殴りたいよ。・・・みやちゃんどうしたんだよ、泣くなよ。」

    病室に簡易ベッドを運び込むみやちゃん。りゅうちゃんひとりじゃ何もできないからここにいると言うみやちゃんに「どうして?」「しかし・・・」「いけないよ!俺のそばにいちゃいけないよ!」会いたかったくせに・・・(笑)それでも頑なに帰らないみやちゃん。ああかわいい。この二人かわいい。

    夜中うふふふ、と目を覚ますみやちゃん。寝ぼけながらりゅうちゃんに「私に何かしなかった?」と聞く。
    目をぱちくりして「何言ってんだよ。こんな体で何ができるんだよー。」そうだな。再び眠るみやちゃん。そんなみやちゃんを見て微笑むりゅうちゃん♡この微笑み本当に素敵だったぁ~。

    退院の日。松葉杖で歩くりゅうちゃん。何かと手助けしようとするみやちゃんに「大丈夫だよ」「平気だよ」微笑ましい~~。二人で土手を歩いて行く・・・
    「終」


    そうこなくっちゃ!!!お金持ちの条件が良い人よりも、本当に好きな人がいいよね~。でも尾崎さんも悪い人ではないから可哀想。途中から放置だもん(笑)仕方ないよね。最初から出る幕なしだったんだよ~(/・ω・)/

    4姉妹の掛け合いが楽しい!十朱さんと小百合さんはいつも喧嘩していて面白いし、和泉雅子さんはお転婆で可愛いし、芦川いづみさんは落ち着いたお姉さまで美しいし、こりゃたまらんわ♡

    浜田光夫さんもこんなに何をやってもうまくいかない、良い人だけが取り柄って役、意外と珍しくない??ありそうでない気がする。小百合さんが好きなのに邪魔者が出現するっていうのはよくあるけど。
    そこが良いのよ。四姉妹もので、前年のお正月映画「若草物語」では小百合さんが浜田光夫さんを追うパターンだったけど、やはり私はいつものパターンが好きだな~と実感した。

    浜田光夫さん以外のシーンもおもしろかったし、メモ取り切れないくらいお二人のテンポ良すぎだったし、またじっくりじっくり見たいな~!(*´ω`*)♡
    是非DVD化をお願い致します!!!!!

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