昭和のいのち
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配給:日活
公開:1968.6.22
監督:舛田利雄
脚本:池上金男、舛田利雄
共演:石原裕次郎、浅丘ルリ子、浜美枝、高橋英樹、和泉雅子、北林早苗
浜田光夫さんの役名:秋山邦雄
♥ ストーリー
昭和初期、激動の時代を生きた1人の青年を石原裕次郎が演じた超大作。
♥オフショット
♥ 個人的に好きなシーン
※浜田光夫さん出演シーンのみ
かつて自分を助けてくれた女工さんを逃がすために手助けする邦雄さん(浜田光夫さん)。見つかりぼこぼこにされる。逃した女工さんのうち、静さんだけ捕まってしまう。
日下さん(裕次郎さん)に助けられた邦雄さん。全身の包帯は取れたがまだ足ケガしてる。かわいい(笑)
静さんの話をしていて「好きなんだね」と言われ、「何を言うんです!僕はそんな不純な気持ちで・・・!」ムキになっている。
そこへ下っ端スリの藤竜也さんから、静ちゃんは玉の井に売られたとの情報が入る。
邦雄さん「バカな!!そんなことが許されていいのか!!!」
とにかく行ってみようと日下さんたちと玉の井へ。
キャスケットが似合う~~!
連れ戻すには500円が必要。なんとかしてお金を作る、と言う日下さんに「日下さん・・・!」と感動する邦雄さん。
いざ店内へ。まだお客さんは取っていない。間に合った。
「しーちゃん・・・!」一旦4日間のみ買い、その間になんとかするから二人で待っていてくれ、と邦雄さんを置いていく日下さん。
浜田光夫さんって横顔可愛いよね。
静さんがお茶を入れてくれる。
ついに4日目。膝を抱えてなにやら苛立っている邦雄さん。
「明日僕は出て行かなきゃならない!君は、君はなんともないのか!」
「誰も来やしないよ」諦めモードの静さんに「それで君はいいのか!」
「おやすみ!」と布団をかぶり涙を浮かべる・・・
そんな邦雄さんに静さんは「夜は今日しかないのよ!私は嫌!」
静さんをきつく抱きしめる。
ぎゃーーー|д゚)!浜田光夫さんが女の子を押し倒すなんて(つд⊂)
早とちりした市郎(英樹さん)たちがこっそり助けに来る。
部屋に入ってくるなり「助け出しに来た!」と言う市郎ににっこり。良かった。この映画が始まって2時間。初めて浜田光夫さんの笑顔を見れたよ。
大雨の中の脱走劇。
無事車の荷台へ。吉川さん(青木義朗さん)の話に1人だけ笑ってる。優しいいいいいいいい!
お屋敷に匿ってもらう。市郎が入浴していると外から「どうですか、湯加減は?」この声は浜田光夫さんだ!!!
市郎が雨で濡れた服の心配をすると、「ここのお嬢さんの浴衣を借りました。」
驚いて窓を開ける。
「僕は痩せているから問題ありません。」そういう問題?w
「僕は金持ちと軍人は嫌いです。でもみなさんこんなに親切にされると弱りますな。」面と向かって嫌いと言うなんて(笑)冗談で「こんなことくらいで信念を曲げられるようじゃ困るなあ(笑)」と言う市郎にご立腹。冗談なのに・・・
「みじめな人間の心なんてわかるはずがない!国家改造、昭和維新、結構なお題目だ!だが、僕たちはそんな空念仏より今日食うパンが必要なんだ!・・・今日のことは感謝しますよ。だが、これ以上僕はここにいちゃいけないんだ。僕たちも軍人に負けちゃいませんよ。」その場を去る。
自分の服に着替える邦雄さん。静さんがどうしたのか尋ねると
「僕は行く!帰らなければならない!ここ数日怠けすぎていた。わかってくれるね。」
行かないでぇぇぇぇぇ(´;ω;`)
案の定、外へ出たところで敵の組織に捕まる。拷問。しかし絶対に口は割らない。
ぐったりとしていた邦雄さんは近くに落ちていたはさみを手にする。ぼろぼろの身体で、前に進み始める。強い目。
最後はそんな邦雄さんと、日下さんと、市郎さん、奈美(浜美枝さん)。交互に画面が切り替わる。
いざ行かん、というところで「終」
2時間45分に及ぶ超大作でした。昭和恐慌の大変な時代のお話。
浜田光夫さんは正義感が強くて女の子に優しい普通の青年という役どころ。ぴったりと言っていいのかな、私はとても好きです。
身体を張ってるといいますか、最初も最後も痛々しい姿なので見ていて少し辛いです。何をするにも命がけだったのでしょうね。